ランニングを始める上で欠かせないのが『ランニングシューズ』です。ネットを見ても最新モデルがたくさんあり目移りしますね。シューズはランニング時の脚の基本動作である、『着地と蹴り出し』をサポートします。
ランニングでは脚に掛かる負担は、日常の負担とかなり違います。着地時に片足に掛かる荷重は体重の3倍以上。それが、ランニング中に掛かるわけですから、バランスが悪ければ即、怪我につながります。
日常10,000歩を歩いていない方でも、3kmランニングできる様になれば、10kmのマラソンも完走できると言われています。
そこで、現状のあなたの脚力に合う選び方を提案します。ぴったりのシューズを手に入れて、ランニングスタートが順調に運ばれる事を願っています。(^○^)
私は、45才でマラソンをスタートしました。仕事の関係で、1〜2万歩の歩行習慣がありました。それでも、2年後のフルマラソン完走までに何度も脚の怪我に遭遇しました。そんな体験の中で知った知識と体験からの提案です。
ランニング中の脚の負担を知ろう!
ランニングで着地時に体重の3〜5倍の体重が掛かる!(・Д・)体重が50kgなら、150〜250kgもかかります。誰でも、大人3〜5人をかついで片足で立てないですよね。でも、着地の瞬間はそ200kgくらいの荷重が掛かる!この事を先ず知りましょう。
次に、現在のあなたの日常の生活習慣では、どれくらいの脚力があるのでしょうか?毎日10,000歩を歩かれる方なら、距離に換算したら約4.5kmの歩行になります。(人の歩幅は平均45cmです。)ということは、4.5kmのウォーキングの脚力はありますが、ランニングなら4.5kmの1/3の1.5kmを走る脚力、時間に置き換えると1.5時間を走る脚力は無いということになります。
つまり、ランニングとは、片足に掛かる体重の3倍の荷重に耐えられる脚力を作りながら取り組む運動ですね。
*知識1 初心者の方は、ランニングに適用する脚の筋力と動きを身に付ける必要があると知りましょう。
自分の足形を知り、足形に合うシューズ!
人の足形は主に3つのタイプがあります。
1 エジプト型・・・日本人に多い足形で、親指が一番長い形で親指の先に余裕のあるシューズを選ぶと良いです。
2 ギリシャ型・・・若年層に多い足形で、人差し指が一番長い形です。足幅と足先のバランスで選べば良いです。
3 スクエア型・・・日本人位は少ない足形で、親指から小指までが横並びの傾向の足形です。幅を重視して選ぶ必要があります。
*知識2 足形を知らずにシューズを選ぶと、足に豆ができたり靴ずれする事を知りましょう!
あなたに適したシューズを選ぶポイントは?
シューズ選びは、必ず実際に履いて数歩歩いて決める様にしてください。あらかじめネットで調べておいて、大型のスポーツ店に出向いて履き比べて決める様にしてください。そして、価格で選ぶなら半年前のモデル、人気のないカラー色が安くなっている場合が多いです。お値段交渉は、ネットの価格が安ければ店員さんに相談してみてください。(私の場合10%程度の差なら安くしていただいた経験あります。^ – ^)
脚力から選ぶ
「日常の歩く歩数が10,000歩以下の方」
クッション性の良いシューズで、かかとのホールド性のあるものを選ぶと足首、膝の怪我を防止できる効果が上がるでしょう。初級者と中級者モデルの違いは、パワーロスしない様な構造になっています。過去にスポーツ経験のある方は中級モデルも履き比べてください。重量は250〜280gのものがおすすめです。
「休日などに継続的に運動習慣のある方」
野球、サッカー、バレーボール、バスケット、テニスなどの運動をされている方は、脚の脚力やバランスが整っている可能性が高いので、中級モデル、または上級モデルを履いてみるのも良いです。上級モデルは軽量化のためクッション性は低いので注意が必要です。
*脚力から選ぶシューズのタイプと足形への合わせ方を考慮してみてください。
メーカーの推奨モデルを選ぶ
アシックス、ミズノ、ナイキ、アディダス、ニューバランスなどの主力メーカーの初心者用として、長く続いている人気モデルを履いてみると他モデルとの違いがわかります。私はアディダスのモデルを6年間履いてきました。アディゼロのシリーズは豊富なタイプがあります。初級モデル→中級→上級と変えてきました。上級モデルは185gで軽量でグリップ性が抜群でした。
シューズの履き替えのタイミングは?
ランニングシューズの買い替えは、かかとの靴底の減り具合です。一般的に1000km〜1200km走ると交換時期と言えます。
毎月100kmくらいランニングして約1年で履き替えのタイミングになりますね。週に2〜3日、1度に5〜10kmを練習したとしたら、1年後にはフルマラソン完走も夢ではありません。体もスッキリ、疲れにくい体になっていますね。
まとめ
ランニング初心者がシューズ選びをする為の2つの知識、「脚力と足形から観た最適なシューズ選びのポイント」を記載しました。人の体型、体力は様々です。ですから、自分自身でシューズ選びの知識を知り、実際に履いて体験した感覚を次のシューズ選びやソックス選びと合わせて改善していく事がランニング継続のカギと言えます。
ランニングは脚の痛みが出た場合に他人に聞いても、個人差で脚力や脚の運びの癖が異なり、課題が解決しにくいスポーツと言えるでしょう。ですから、ランニングは自分で練習やシューズ選びを考えて改善していくスポーツです。脚力とバランスの取れたシューズ選びをして、楽しみながら成果を出したいですね。(^○^)