人生90年、または100年時代という時代が到来しました。日本は平均寿命が84歳。さらに、世界一最高齢の国としてギネス認定されています。(・Д・)
さらに、総務省のHPでは、65歳以上の高齢者数は、2020年は3617万人・総人口の28.7%で、過去最高の更新続く―(総務省)とあります。

引用先:総務省HP
これからの社会は、約30%を占める65歳以上の方が、如何に仕事を選択し、どの様な生き方をするかについて関心が高まっています。人生の集大成と言える高齢化の人生について、仕事と生き方について提案してみました。
筆者は2020年に59歳を迎えます。これまで、地元の製造業を38年間勤務しました。そして、仕事の関係で高齢者の方と縁する機会も多くあり、その方々の生き方を整理して、情報を発信します。
読者のみなさんのシニア世代の人生が、人に価値を与えられ、感謝され、幸せを感じる様な仕事、人生の選択について記載します。(⌒▽⌒)
シニア世代の年齢はいつからでしょう?
先ず、シニア世代とは、何歳からを指すのでしょう?
そこで、調べてみました。シニアの法的な定義は存在せず、各分野の研究者や各種団体などにおいても、シニアの年齢区分を50歳以上としていたり、65歳以上としていたり様々です。ゴルフやスキーなどのスポーツ界では、50歳以上をシニアと区分しています。
また、以下の通りビデオリサーチの意識調査でも様々です。

引用:ビデオリサーチより
また、WHO(世界保健機関)では高齢者を65歳以上と定義付けています。人口構造を示す世界データでは老年人口を65歳以上としていますので、世界のデータ基準を見ると「シニア年齢」は65歳以上と言えるかもしれません。
このシニアの語源は、英語の「senior」から来ており「年長者」、「上級者」、「高いランクの地位を持つ」などを意味しています。90歳は古来「卒寿」として長寿の節目のひとつとされています。
ですから、「人生90年時代!」と言われる昨今では、シニア=上級者の意味を込めて、範囲を拡げると「シニア世代とは50歳から90歳までの方」を指すのが適性でしょう!長いですね(・Д・)
ということは・・・シニア世代が幸せなら良くないですか〜!
シニア世代の心構え!
50〜90歳までの長いシニア世代を迎えた方、これから迎えられる方、さらには、ご両親がシニア世代になるご家族の方も、シニア世代の感覚を共有しておきませんか?きっと、いつか来る、ご自身とご両親の老後の生活にも役立つはずです。
シニア世代の変化はご自身だけでなく、家族、地域、住まいなどが関係してきます。そして、資金も必要な出来事がありますので、必ず訪れる変化に備えておきませんか?
シニア世代に起きる変化と備え方!
シニア世代の50〜90歳で起きる変化を4つ紹介しますのでご自身はどうか?考えてみてください。
仕事での大きな変化
50代といえば、会社員ではベテランとして組織の統括しているか、専門職として技術・経理・人事・その他管理部門のスペシャリストとして活躍しながら、部下育成している年代ですね。
総務省データでは、60〜64歳の就業率70.3%・65〜69歳で48.4%の方が仕事をされています。

引用先:総務省データー
(会社員の方)定年60歳を迎えると進路は別れます。同じ会社に再就職して60歳〜も継続するパターンです。
他社に再就職する方もいます。
独立して、ご自身で事業を開始する方もいますね。
生まれ故郷へ帰り、農業、漁業などの再就職する方もいます。
(事業者の方)事業者は定年はありませんから、事業継承をしていくか時期を決めて廃業していくかの選択になります。
*男性にとっては、大きな変化となります。
ですから、ご夫婦の必要生活資金が毎月26万円必要であることを理解して、年金の支給額を踏まえた、不足分を資金計画をしておくことですね。

引用先:総務省HP
さらに必要な老後資金を25年間として、参考に記載します。
介護費用や葬祭費用を計上した必要資金は総計すると、夫婦世帯に必要な老後資金は2,660万円に上ります。(・Д・)
【夫婦世帯に必要な老後資金】
●生活費の赤字
4.2万円(毎月の赤字)×25年間(老後の期間)×12=1,260万円
●介護費用
500万円(介護費用)×2=1,000万円
●葬祭費用
200万円(葬祭費用)×2=400万円
★夫婦世帯に必要な老後資金
1,260万円+1,000万円+400万円=2,660万円
家族の変化
シニア世代になると、子供がいる方なら結婚して、孫が生まれる年代です。特に女性の場合は、孫が生まれたなら孫の世話などが始まる変化が現れます。忙しいでが、可愛い孫の世話は楽しいですね。(^O^☆♪
*筆者は子供が男子2人がいますが、結婚の適齢期を過ぎていますが、いまだに独身です。(≧∇≦)
ご両親が健在なら、いよいよ年齢が80代〜90代になります。人は誰しも老化は避けられません。したがって、親の介護に携わる事になります。親の介護の気配を感じたなら、ご夫婦で話し合い、公的な保険制度を知り活用する様にしましょう。
*下に介護に携わる年齢の調査データーがありますので参考にしてください。
50〜60代が50%以上です!

引用先:厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」
*筆者は30代後半から、要介護4・5の両親と20年間寄り添って学んだ体験から役立つ情報を以下に記しています。興味ある方は、クリックして参考にしてください。
親の介護に必要な公的保険と民間保険・40代からすべき準備とは?
親の介護の法的な義務対象者は誰?費用負担の平均額は425万円!
住まいの変化
住居が持ち家なら、建築年数が20年を経過すると修繕、または子供と同居する為のリフォームまたは住み替えなどの大きな変化も訪れます。
*筆者も持ち家で20年を経過した時に、バスルーム、トイレ、外壁塗装などのリフォームをしました。この変化は資金計画しておくしかないですね。

引用先:SUUMO(スーモ)HP
地域や関係団体の職務依頼の変化
居住地の町内会や会社関係団体の役職の依頼などが来る年代もこの時期です。役をうけるとなると2〜3年の期間、一定の時間を費やす事になります。ですから、ご自身の時間の環境づくりを考える必要があります。
*町内会や関係団体の職務についても知り、協力の仕方を考えて備えておくことが大切ですね。この時の考え方は、自分にできそうな役をうける様にしましょう。苦手な事をうけるとストレスになり体調を悪くしたり、トラブルにもなりかねません。ですから、自分の適性に合う役を探して、早めに役を受けておくと良いです。
シニア世代のあなたを活かす仕事と生き方の選択とは!
いよいよ、本題のシニア世代の50〜90歳までの生き方と仕事をどうするか?人生の後半のシニア世代!この時間の過ごし方を幸せにしたいですよね!
幸せの条件4つ=健康・経済・自由な時間・人間関係を豊に幸せを感じる生き方とは?どうしたら良いでしょうか?

シニア世代の生き方
幸せな生き方とは?
1他人と比較しない・・・自分と最愛の家族との共通の目的を持つ事!
幸せとはなんでしょうか?誰しも達成感を感じた時が幸せを感じますね。達成したとたん喜びの感情は下がっていきます。そんな体験したことありますよね。最大の幸せを感じる瞬間とは、目的の達成を予感した時ではないでしょうか?
ですから、自分と家族が叶えたい目標を描きましょう。それが10年先でもいいじゃないですか。
例えば・・・子供と同居できる家を建てる。
毎年、子供や孫とディズニーランドに行く。キャンプに行きバーベキュする。
遠方に故郷のある方は、田舎に平家の家を立てて避暑生活する。
とにかく、描いて笑顔が出るイメージを持ちましょう。

家族の将来
2災難が有った時の解釈・・・忍耐力を養う(心でしょげても顔は前向きな笑顔(^○^))
しかし、現実は上手くいきません。筆者も知っています。忍耐力をつける解釈の仕方は?
人生には山あり谷あり。七転び八起き。などの言葉があります。起きた現象をどう解釈するか?どんな現象も程度があります。どんな不幸な現象の程度も最悪な事態と比較したら・・・まだ、良かったとなりますね(*´-`)
ですから、まだ、良かったなぁ〜と解釈しませんか?笑う角には福来る!笑っていると、また、笑いたくなることが起きる!しかし、災難を他人のせいにして怒ると、また、起こりたくなる現象が起きる!これが、法則です。
例えば、日本には台風という自然災害があります。しかし、日本の国土は内陸に山が豊富にあり、雨が降ると大木の根や草木の根が、フィルターの役割をして、浄化された綺麗でケイ素やミネラル豊富な水を水田や畑に運びます。ですから、美味しく、栄養豊な食文化が維持される国土です。
特典として、災害に備えようとする事で、日本人には自然現象からの変化から知恵を使い、共有するために他者と意見交換して、協調するという勤勉な国民性ができているのではないでしょうか?
シニア世代のあなたを活かす・仕事の選択について!
仕事は手段です!前項に書いた通り、幸せは、自分と家族の目的を追いかける事です。
シニア世代のあなたを活かす仕事の選択は、シニア世代の50歳以降であるなら、仕事をこれまでにしてきて、一番充実していた仕事を思い出してください。きっと、それは、得意な仕事か身近にいたパートナーと関係が良好で有った時期の仕事のはずです。その仕事に関わるのがベストな選択です。
1得意な仕事を直接する、または教える仕事につく事!
2相性の良いパートナーがいる環境で働く!
3事業者の場合は、事業継承に成功した方を探してアドバイスを素直に受け入れる!(事業者の方は、とにかく自分が健康である間に後継者を育成することが必要です)
人は急には変われない!今までのベストを継続することが、あなたを活かせる仕事ということになります。

シニア夫婦
*筆者の知る失敗例を紹介
・会社員を定年し、自分で独立した方を5人ほど見てきましたが、全員が2〜3年しか継続していません。(しかし、元々、会社員時代から副業としてされていた方は10年継続しています)
・製造業の管理者で仕入れ先に転職された方は、1年くらいで辞める方と続く方に分かれています。(これは、過去の会社のやり方を強要して、新しい会社の方に受け入れられない方は辞めて、新しい会社の風土に適用しようとされた方は継続するのだと思います。謙虚さですね。)
・事業者の方で、事業継承を成功した方に指導を受けずにした場合は、先代のやり方をするだけで、時代の変化に適用できず、倒産または縮小していきました。
まとめ・・シニア世代を輝かせる、仕事選びと生き方の選択!
いかがでしたか?現代のシニア世代は50〜90歳とても長いですね!
生き方は、自分と最愛の家族の未来の目的をイメージしましょう。そして、仕事の選択は、これまでの50歳まで生きてきた過去を振り返り、充実していた時期にやっていた仕事・パートナーとされることがベストです。
人は好きなことしていると、アッと言う間に時間が過ぎます。この間は老化しにくいと言われます。過去の仕事で得意、楽しかった仕事を探しましょう!
探すのは簡単です!『こんな仕事したい。どこかにないかなぁ〜。』と人に伝えてみましょう。一人で探すより、多くの人で探せば見つかりやすいですよね。
最近では、ググってみるのもヒントになるでしょう。
とにかく、長いシニア世代の仕事を楽しむか?介護生活になるか?大きな分かれ道です。悩む問題ではないですね。行動してみませんか?自分と家族の幸せを目指して、今が最高に幸せです!と笑える時間を楽しんでみましょう!(^O^☆♪

シニア世代を輝く!