親の介護に必要な公的保険と民間保険・40代からすべき準備とは?

介護

いつかは訪れる親の介護。まだいいかなぁ~。と思っていても、自分の年令が40代になれば、親の年令は65才。その日は突然やってきます。介護になれば在宅介護、施設への入所など個人差はありますが、介護期間と費用の平均値は、介護期間が4.5年間、毎月の費用は78,000円。介護総費用は、なんと!425万円。

そんな費用を軽減するための手段が保険です。介護保険の公的保険と民間保険を介護者の容態を見ながら賢く活用したいですね。介護保険でどれだけカバーできるのか?カバーできないとしたら、民間保険にはどのような保険があるのか?その問題を解決するには、介護保険の制度と補償内容や収入源となる公的年金の支給額を知り、家族共通の課題と捉えて備えておくための情報をお届けします。

*筆者は35才を過ぎた時、突然介護の世界に引きずられました。父親の精神障害が悪くなり、入退院を繰り返すようになりました。その5年後、母親がリウマチが進行して車椅子生活になり、介護施設に入所しました。当時、2人の子供達は中学生、高校生でした。それから約20年間、要介護5の父と要介護4の母親と寄り添い、経済的な側面についても四苦八苦しながらやりくりして、介護節約の方法を学びました。そんな体験から提案もしたいと思います。

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親の介護、公的保険制度、民間保険の補償を知る事!

介護の保険といえば公的保険の介護保険があげられます。その介護保険の加入、サービスの内容、補償内容はどうなっているかなど、制度の内容を民間保険との違いをまとめてみました。

介護保険・民間保険の特徴

介護保険と民間保険の特徴は下の表の通りです。

               資料引用先:生命保険文化センター資料を元にまとめ

介護保険は、給付の形式はサービスの補償で内容は介護ランクで異なり、市町村が窓口となります。それに対し、民間保険は、給付は現金、補償内容は自由に契約者で決められ、窓口は保険会社です。

気になる、介護保険の介護ランク別の補償内容を見てみましょう。

介護保険の介護度別・支給限度額について

介護ランクと介護者の状態

[要支援者]

要支援者の区分は、要支援1と要支援2があり、身体・精神障害により、6ヶ月に及び、継続して日常生活の動作の一部に支障がある状態です。

要支援1 日常生活の動作(食事・排泄・入浴・掃除)は自宅で一人で行うことが可能だが、手段的な動作(買い物・金銭管理・内服薬管理・電話利用)のどれか1つ、一部見守りや介助が必要な人が対象です。

要支援2 要支援1に加え、下肢筋力低下により、歩行状態が不安定な人。今後、介護が必要になる可能性の高い人。

[要介護者]

要介護者の区分は要介護1、2、3、4、5の5段階があり、身体・精神障害により、6ヶ月におよび、日常生活動作の一部、全面に介助を必要としている状態です。

要介護1 手段的な動作どれか1つ、毎日介助が必要となる人が対象です。日常生活動作においても、歩行不安定や下肢筋力低下により一部介助が必要な人が対象です。

要介護2 手段的な動作や日常生活の動作の一部に、毎日介助が必要になる人が対象です。日常生活の動作を行うことはできるが、認知症の症状がみられる人も対象です。

要介護3 自立歩行が困難な人で、杖・歩行器や車いすを利用している人が対象です。

要介護4 車いすが必要で、常時介護なしでは、日常生活を送ることができない人。全面的に介護を行う必要はあるものの、会話が行える状態の人が対象です。

要介護5 ほとんど寝たきりの状態で、意思の伝達が困難で、自力で食事が行えない状態の人が対象です。日常生活すべての面で、常時介護を要する人が対象です。

介護度別・給付限度額と自己負担額

下の表が、介護度別の支給限度額と自己負担金額です。

引用先:生命保険文化センター

実際に介護の負担が増すのは、認知症が出る要介護2、歩行が困難となる要介護3くらいであり、介護を家族で分担するタイミングです。要介護5では、1割負担保険料が36,217円となっています。

そして、もう一つ知っておくことがあります。それは、介護保険には、保険適用サービスと適用外サービスがあるという事です。

介護保険の保険適用サービスと適用外サービスについて

保険適用のサービス

生活の援助掃除、洗濯、寝具の整備、衣服の整理と修繕、一般的な調理、買い物、薬の受け取り
身体介護食事介助、排せつ介助、入浴介助、衣服の着脱介助、通院・外出介助、就寝・起床介助

保険適用外サービス

  • 散歩などの外出介助
  • 金銭の管理、書類記入の介助
  • 同居する家族が出来る家事全般の援助
  • 特別な調理
  • 大掃除、窓のガラス磨き、床のワックスかけ、家屋の修理、家具の移動や修繕
  • 草取り、植物の水やり、ペットの世話
  • 車の洗車
  • 来客者への接待など
  • 親の介護はどのように変化するのだろう?

*介護保険は全て適用されないといううこと。同居者のいる場合は家事全般の行為は適用外になります。

ですから、親の症状が悪化しないようなサポートをケアマネージャーさんと相談しながら行うことが重要です。

*筆者の場合、要介護4の叔父の介護をした時、叔父が飼い猫のエサの買い物をヘルパーさんに頼む事で、介護施設より何度か注意を受けました。(≧∇≦)

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その他・得するサービスと民間保険の活用は!

市町村独自のサービス

適用外サービスの負担を軽減する補助が、全国の市町村にあります。そのためサービスの種類や料金、利用条件などは、各市町村で異なります。代表的なものを紹介しておきます。

・おむつサービス購入費を助成・・・これはお得です

(費用の目安:上限6,000~10,000円/月)

・訪問理美容サービス外出困難な人対象(費用の目安:500~2,500円/回、年間回数に制限)

・配食サービス日常的に食事の準備が困難な人に食事を配達(費用の目安:500円前後/1食)

・移送、送迎サービス(費用の目安:1,300円/月)

*紙おむつ代は非常に負担になります。是非、地元のサービスを確認して利用しないと損です。筆者の場合、父親は20年間要介護5で精神科の病院で入院していました。毎月のオムツ代は15,000円で240ヶ月の使用ですから、延べ360万円を負担していました。(・Д・)

民間保険を活用するのはこんな方におすすめ!

民間の介護保険の商品は、介護認定されると一時金として、50万円〜100万円が受け取れるタイプと年金のように5年間50万円などの一時金が受け取れるタイプがあります。

親の年金支給額が介護平均月額78,000円と生活費240,000円を合わせた約32万円に不足する場合は、準備が必要ですね。

*ここでポイントは、民間の保険は健康な間に加入しておかないと、加入できない可能性がありますので注意が必要です。

                                   民間の介護保険

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家族だから出来る、お金を掛けずに出来る介護予防がある!

筆者が20年間、要介護4〜5の親と叔父を介護してきて感じた、介護の予防に役立つ情報を提案します。

転倒防止 :60才を過ぎてくると、足腰が弱って行きます。自宅の段差、床や階段で足を滑らせて転倒して骨折して、そのまま介護となる場合が多くあります。そこで、段差へのカバー、滑り止め、手すりの設置は非常に有効です。

認知症予防家族だからこそ、会話を沢山して上げてください。そして、同じ昔話や人の悪口や噂話などを繰り返します。そこで、否定しないことです。『そうだね〜』っとうなづいて話題を変えてください!正しい事を話しても抵抗するだけです。とにかく、話をさせるように導いてください。

*筆者の父親は60〜81才まで20年間、病院で要介護5で過ごしました。初めの頃は月に1回程度しか面会に行きませんでしたが、父は病院の流し台にある薄いゴム手袋を2回食べて胃を切開して取り出す手術をしました。病院に大変な迷惑を掛けてしまいました。その後、私は毎週1回・30分程度ですが、好きなカステラ、プリンなどを持って面会に行きました。すると、そのような事件はなくなりました。

会話したり、歩行する、手先を使うと脳が刺激されて良いと言われます。しかし、介護状態が続くとなかなか難しくなります。しかし、会話はできます。私は老化を防止するには、会話が大切だと感じました。

入所者の介護者へおすすめ親への定期的な面会を繰り返してください。介護士さんに親の様子を沢山聞いてください。施設の介護士さんに熱心さが伝わると、いろいろな情報をいただけます。親と相性の合う介護士さんを見つけてください。そして、子としてできる最高の親孝行ができるでしょう。

*筆者は、両親が商売をしていたので、日曜日が仕事のために家族で過ごす思い出がありませんでした。しかし、介護という20年間を両親と向き合い、会話した事で沢山話ができました。介護している時は、仕事の両立など苦し思いもしましたが、今となっては懐かしい思い出です。そして、両親から帰り際に、沢山『ありがとう』と言われました。今では、介護して良かったと思います。(^○^)

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まとめ…介護の公的保険と民間保険・40代からすべき準備とは?

介護は誰もが経験する時代です。特に40代の方は、まだ、大丈夫と思っていても親の老化は止められません。今から、介護保険制度を知り、両親に合う備えをしておきませんか?日本の寿命は今でも10年間で2才くらい伸びて世界一位を維持しています。

親がいなければ私達はいません。子供だからこそ出来る介護をスマートにして行きませんか?

慌てなくていい、介護生活をあなたらしく準備して行きましょう!

これから、WEB機器を活用した介護の記事もこれから投稿して行きますので活用してください。

 

 

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